『GRADO SR325is』 のレビューです。
概観
正直作りはとても3万円台のHPとは思えないと思います。
イヤパッドもスポンジ、手作り感溢れるこの感じ
いいじゃないですか、大切に扱っていきましょう
装着感はお世辞にも良くない、しかし調節の幅は割りと利く
まずスイーベルによってハウジングの向きは自由自在
ジェントルアンテナはやや経年劣化によって緩くなるものの
ヘッドバンド部分と頭の距離を調整できます。
側圧はやや強気にヘッドバンド部分を曲げる事により、形を覚えてくれます。
各音域の音質


【高域】☆☆☆☆
・解像感普通、エッジが際立つという意味で刺さる
・やぼったい残響感、反響は皆無
・開放型の中でも特に音抜けは良い
・厚みはあり、かなり金属的で硬めの音の印象は強い
・分離感は普通、全体的に音は近い

【中域】☆☆☆☆☆
・ドンシャリ具合に負けないほど中域が全体的に出てくる
・ボーカルはかなり近い
・サ行の刺さりは感じられない
・広がりや伸びは開放型ゆえ、んぎもぢぃ"い"イィィー
・さすが女性ボーカルに定評のあるGRADO、女性ボーカルのPOPS,ROCKならこれ
・ギター音はかなり1音1音の厚みとメリハリに優れており、明瞭に聞こえる
・そのためスピード感も同時に感じられる

【低域】☆☆☆☆
・開放型なのに、よくここまで出せるなというレベル
・ただしかなり低い所の低音は出ない
・臨場感を作るほどには量は出ている
・とは言え基本タイトな低域の部類
・側圧が弱いと低域がわかりやすくダメになる
音の傾向
強ドンシャリなのに、かまぼこな不思議
音の表現力は価格なりの物は一応持っている
明るめの音ではあるが高域の硬さもあってか暖かみは感じられず、寒色系
音の瞬発力、1音1音の明瞭さに優れスピード感があり
このスピード感/グルーブ感はハイエンドHPにもない特徴
ある種の到達点と言われるほど唯一無二の高揚感を与えてくれる
わかりやすい音で、高音質を感じさせてくれる
開放型の良さが生きたHPだと思う
その他
分離感はそれなりに良いが、あまり空間的に余裕を持って鳴るタイプではない
音の近さ、刺激的な音の傾向も相まって聞き疲れはしやすい
その前に1時間もすれば耳が装着感が原因で痛くなると思われ。
音漏れや遮音性は言わずもがな、期待はできない
3.5mm用のプラグは基本付属しない
組み合わせ: Carat-Topaz Signature
ヘッドホンアンプの組み合わせはCarat-Topaz Signature
ボリュームつまみの方向9時過ぎた辺りで十分音量は取れる
音源はエロゲソン/アニソンを基本に女性ボーカル多め
刺激的でそれなりに厚みはあるが、どうしても軽い音になりがち
そこへこのアンプの場合音の濃さを増してくれるので相性は良い
高域の艶など、刺激が強すぎる高域を丸めてくれる役割もある?
HP比較 (AH-D5000/T70)
■

[AH-D5000]
スピード感溢れる寒色系のSR325isに対して、正反対のゆったりと落ち着いた暖色系のAH-D5000
比較するとやはりボーカルがAH-D5000の場合遠く聞こえるが表現力はAH-D5000が上手
楽器の濃さがややAH-D5000が上手、楽器メインで購入する場合はどちらも悪くないが
わざわざSR325isを選ぶ理由は無い
■

[T70]
音の傾向は似ている、開放型の明瞭さ以外の違いは1音1音の厚みとメリハリにSR325isが優れている事
そのため比較するとT70はギターがもごもご聞こえる
ボーカルの近さは同じくらいのはずだが、T70はより迫ってくる感覚
広がりや伸びは開放型故SR325isが上手だが、反響が強いためT70が最後の最後で一歩追いつかない感じ
それでもT70はいい線を行っている
SR325is総評

エージングの効果をわかりやすく体感できる機種
装着感に難がある事も考えれば、やや初心者にはオススメしにくい部分も見受けられる
しかし1時間以上その装着感を我慢してでも聞きたい音がそこにはある
∩
( #^ω^)彡 こんな糞ヘッドホンもうつけてらんないお!
⊂彡 , ,
ビタン!Σ◎⌒◎
(^ω^# )))) プンスカ=3
(´ω` ) ……………
(((((ヽ´ω`) ごめんお 大好きなんだお
つ つ , ,
. ◎⌒◎
i i
ヽ◎^ω^◎ノ
( )
ノω|
当方も所持HP数が増え、SR325is以外のお気に入りのHPはあるが
定期的にこのAAを繰り返す魅力がある
時間がたつにつれ愛着が湧き、この音を求めてしまうのだ
あなたも紳士・淑女デビュー、始めてみませんか?
- 関連記事
-
スポンサーサイト